採用担当に響く志望動機の作り方!企業研究から自分をアピールする方法まで

履歴書を書く上で、最も頭を悩ませるのが志望動機です。志望動機以外の欄は、自分のことだけを書けばいいのに対し、志望動機は応募企業のことを理解していなければ書けません。応募企業を理解した上で、自らの経験やスキルと組み合わせて考えていく必要があるのです。

今回は、志望動機を考える際に応募企業のどのような情報を見ればいいのか、自分の経験やスキルとどう結びつけていけばいいのかを紹介します。これから志望動機を作る人は、ぜひ参考にしてください。

志望動機の作り方(1)応募先企業ならではの魅力や共感できる部分を見つける

まずは、企業を調べる際のポイントを紹介していきます。

独自の強み

企業を調べる際は、独自の強みがないか探してみましょう。独自の強みを見つけるには、業界内の他の企業と比較するのがわかりやすいです。

企業のホームページに書かれている強みは、業界では当たり前であることも少なくないので、客観的に独自の強みを探すことが重要です。

経営者の理念、メッセージ

企業理念や代表者のメッセージは、必ず目を通しておきましょう。もしホームページに掲載していない場合は、インタビューなどで語っている場合もあります。理念やメッセージを理解することで、企業の魅力や強みが見えてくるかもしれません。

経営状況や今後の事業に対する取り組み商品

経営状況などを発表している場合は、必ず目を通しておきましょう。また、今後始めるサービスなどに関して、プレスリリースを出していないか探してみてください。企業が今どのような状況に置かれているか、よりリアルに分かるはずです。

商品・サービスの魅力

その企業の商品やサービスにどんな魅力があるのか、ユーザーになったつもり考えてみましょう。C向け(個人向け)の商品・サービスの場合は、実際に使ってみるのもいいでしょう。

B向け(法人向け)の商品・サービスの場合は実際に使うのは難しいかも知れませんが、企業のどんな悩みを解決しているのか考えてみましょう。

志望動機の作り方(2)自分の経験・スキルが活かせるポイントを見つける

企業を理解することは大事ですが、それだけでは志望動機にはなりません(自社を褒められて嬉しくない人事はいませんが…応募先企業の魅力を伝えるだけでは不十分です)。

なぜなら「なぜ私を採用するべきなのか」が伝わらないからです。そこで必要なのが、応募先企業で活かせる自分の経験やスキルを見つけることです。

募集要項、仕事内容、求める人物像から、必要とされる経験・スキルを見つける

あなたが企業に対して求める条件があるように、企業にも人材に求める条件があります。志望動機では、その条件にあなたがマッチしていると伝えることが重要です。

会社がどんな人材を求めているのかを理解するには、募集要項などをしっかり読み込むことが必要です。仕事内容や、求められる経験やスキルをみれば、会社がどんな人材を必要としているのかがわかります。

自分の経験・スキルを棚卸する

今度は、自分の経験やスキルを棚卸ししてみましょう。棚卸しをする際には、社会人になってから、どんな仕事、活動をしてきたかを月ごとにグラフに書き起こしてみましょう。

どんな仕事をしたのか、どんな成果があったのか、それによってどんなスキルが身についたのか、1つずつ棚卸ししていきます。また、上司や同僚に褒められたことも思い出してリストアップしておくと、思わぬ強みが見つかることもあります

応募先企業で必要とされる経験・スキルと、自分の経験・スキルで重なる部分や活かせるものを結びつける

棚卸しが終わったら、応募先企業の仕事内容の中で自分の経験やスキルがマッチしている部分を探してみてくださ。

必ずしも、求められているスキルや経験を、ピッタリ持っている必要はありません。自分がしてきたこと、できることの中で、近しい経験やスキルがないか考えてみるのです。

例えば接客経験があれば、人とコミュニケーションを取るという点では、営業の仕事に活かせるかもしれません。自分の経験やスキルで、その仕事に活かせることを探しアピールしましょう。

志望動機の作り方(3)入社後に実現したいことを加える

志望動機を魅力的なものするために、過去、現在の話だけではなく、未来の話も盛り込みましょう。未来の話をすることで、会社で働くことを明確にイメージできていることが伝えられるからです。

企業としても、どうせ採用するなら、長く活躍してくれる人材を募集したいことは、言うまでもありません。だからこそ、将来を描けている人の方が長く働いてくれそうだと考えています。

また、入社時にやりたいことを伝えておくと、できるだけ希望に近いキャリアパスを用意してくれる可能性もあります。

しかし、入社後に実現したいことが、必ずしも実現可能なわけではありません。企業によって、希望しているキャリアパスを用意していないこともあるのです。

しかし、それが問題になってくるのは、面接の段階に入ってからです。書類選考の際に入社後のビジョンに相違があるからといって落とされることはないので、書いておくのがおすすめです。

もし、面接時に希望しているキャリアパスが不可能だと言われた場合、しっかりすり合わせすることが大切です。内定が欲しいからといって、すべて我慢してしまうと、入社後に後悔することになりかねません。

希望するキャリアパスが譲れないのであれば、交渉することも大切ですし、最悪の場合、転職しないのも一つの手です。短期的に見ると、損をしているように見えますが、長期的に自分の望むキャリアを手にするために、自分に合った会社を選ぶことの方が重要です。

志望動機をつくるときのポイント

最後に、志望動機を作る時のポイントを紹介します。

構成を考えておく

いきなり志望動機を書き始めてしまうのは、おすすめしません。まずは、構成を作りましょう。

おすすめは「応募先企業ならではの魅力や特徴→自分の経験やスキル→入社後に実現したいこと」という順番で書くこと。

いきなり文章にするよりも、まずは、それぞれのポイントを箇条書きにしてから文章にすると、ストレスもなく、読みやすい文章になるでしょう。

 結論を先に書く

それぞれの項目ごとに「結論→結論に至った理由」という順番にするだけで、文章が読みやすく、伝わりやすくなります。伝わる文章を書けることは、それだけで人事から高評価を得られます。書きたいことを書くだけでなく、どうすれば伝わるか考えて書きましょう。

転職活動は、一見「選ぶ会社」と「選ばれる求職者」という構図になりがちですが、あくまでお互いに利益が一致するかを確認する行為だと考えてください。

あなたが何のために転職するかを考えれば、自然と会社に求めるものが明確になり、それがそのまま志望動機となります。

自分が何を求めているか明確にすることで、情報収集の仕方も大きく変わるもの。まずは自分の考えを整理してから、志望動機の作成に取り掛かると効率的です。

投稿者: kohei.suzuki

ビジネス系フリーライター。人材紹介会社での経験を活かし、経営者の取材や採用ページの作成をしています。スイーツと激辛料理には目がありません。