休みながら働ける「ワーケーション」とは。メリットと注意点を紹介

数年前から働き方改革が叫ばれている中、新しい働き方として注目を浴びているのが「ワーケーション」という働き方です。仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語で、休暇中に旅先などで仕事をする新しい働き方を指します。働き方改革を推進している企業を中心に広まりつつあり、企業だけでなく自治体なども巻き込みながら認知度を高めてきました。

この記事では、ワーケーションとはどのような働き方で、どんなメリットデメリットがあるのか紹介していきます。実際に取り組んでいる事例も紹介するので、新しい働き方に興味のある方は参考にしてください。

ワーケーションとは

 ワーケーションが注目される背景には、働く人々の休暇の質低下が社会問題化している点が挙げられます。日本の有給休暇の取得率は世界30か国の中でも最下位。仕事が忙しすぎて休みがとれない、周りが働いている中休むことに気後れしてしまうなどの理由で、休暇が取りづらいと感じる方が多くいます。長期休暇でリフレッシュする機会がなければ、慢性的に生産性が低下することも心配の種です。

 そこで、休みがとりづらいなら仕事と休暇を組み合わせようという発想で誕生したのがワーケーションです。会社によってもワーケーションのスタイルは様々で、長期の休暇の中に何日か稼働する日を設け、その分休暇を長くしたり、緊急度の高い仕事だけ対応するなどのルールを決めたりする方法があります。いずれにしても普段の職場を離れて、リフレッシュしながら仕事をすることが重要です。

ワーケーションのメリット

 ワーケーションにどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

仕事への活力をアップ

日々同じ場所で仕事をしていることにマンネリを感じている方は少なくないでしょう。ワーケーションでは、仕事以外の時間は自由にバケーションスポットで過ごすことで、気分をリフレッシュさせて、モチベーションの上昇や仕事への活力を生み出します。日々のルーティンから外れることで、視野も広がりやすく、仕事につながる新しい発見もあるかもしれません。

家族と有意義な時間が過ごせる

家族を連れてバケーションスポットへ向かえば、充実した時間がとれるはずです。週末を家族のために使っていても、たまには長期の休みをとってゆっくり家族とすごすことも重要です。ワーケーションなら、有給休暇をとりづらい人でも、仕事をしながら家族に旅行を楽しんでもらうことができるため、家族のいい思い出を作れるでしょう。家族と良好な関係を築くことは、仕事へのモチベーションを上げるために重要なことです。

ゆっくり考える時間を作れる

仕事に忙殺されていては、自分の人生についてゆっくり考える時間をとるのは難しいでしょう。平日はもちろん、週末も家事をしていたらいつの間にか終わっている方も少なくないのではないでしょうか。ワーケーションで普段と違う環境に身を置くことで、改めて自分の将来などに頭を使うことができるはずです。目先の仕事に追われるだけでなく、自分がやりたい仕事をするために何が必要か考えることで、日々の仕事のやり方も変わってくるでしょう。

ワーケーションのデメリット

様々なメリットで注目を集めるワーケーションですが、デメリットもあることを忘れてはいけません。事前に対策を考えていれば、デメリットを軽減することもできるため、準備も確実に行いましょう。

様々なコミュニケーション方法を用意しておく

他のメンバーと離れて仕事をするため、様々なコミュニケーションの方法を用意しておく必要があります。少なくともチャットツールとビデオ会議ツールは用意しておきましょう。電話とメールがあれば十分と考えている方もいますが、電話は相手が出なければコミュニケーションができないため不確実ですし、メールでは堅苦しくてフラットなコミュニケーションに向いていません。また、話す際に顔が見えるかどうかは、コミュニケーションの質を大きく左右します。ワーケーションの時だけでなく、普段からチャットツールなどを使いこなせていれば、ワーケーションの最中も普段と変わらずに仕事がはかどるでしょう。

 ネット環境を確保しておく

 ワーケーションをする先が必ずしもネット環境が整っているとは限りません。もし宿泊先にネット環境がなければ、カフェや図書館などに行って仕事をすることになりますが、カフェなどのネット環境はセキュリティが心配です。できれば、モバイルWi-Fiを持ち歩いて、どこでも仕事ができる用意をしておきましょう。

 情報の取扱いに注意する

 ワーケーションをしていると、PCを紛失するリスクも考えられます。パスワードをかけていれば、中を見られる心配もないかもしれませんが、確実に安心なわけではありません。PCを紛失しないための工夫も重要ですが、万が一PCを紛失した時のための対策もとっておきましょう。例えばワーケーションにもっていくPCには重要な情報は入れておかないことや、情報はすべてクラウドで管理するなどの方法が考えられます。

 

 

テクノロジーの進歩により、今やどこにいても仕事ができる時代となりました。「働く=会社に行く」という考えは古く、様々な働き方に対応できるのもこれからの時代に求められるスキルとなるでしょう。仕事が忙しくて休暇がとれないと感じている方は、ぜひワーケーションという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

投稿者: kohei.suzuki

ビジネス系フリーライター。人材紹介会社での経験を活かし、経営者の取材や採用ページの作成をしています。スイーツと激辛料理には目がありません。