今の仕事にやりがいを感じていないのであれば、もしかすると、あなたが得たい「やりがい」と、その仕事で得られる「やりがい」がマッチしていないのかもしれません。
仕事によって得られるやりがいはさまざまで、職種によって得やすいやりがい、得にくいやりがいがあります。
そこで今回は、やりがい別に仕事の選び方のポイントや、やりがいを感じやすい仕事をご紹介していきたいと思います。
目次
やりがい別・仕事の選び方のポイント(1)感謝の言葉をもらいたい
お客様から直接、感謝の言葉をもらいやすい仕事の選び方のポイント
お客様と直接コミュニケーションをとる仕事
対面でお客様とコミュニケーションをとる仕事は、感謝の言葉をもらいやすいです。
お客様ができないことをすると感謝されやすい
お客様が自分でもできることを代わりにやる仕事より、お客様ができないことをやる仕事の方が感謝されやすいです。
お客様がメリットを感じやすい仕事
目に見えてメリットを感じられる商品やサービスを扱うと感謝されやすいです。
具体例
営業
営業の基本は、対面での商談です。会う機会が多いほど、感謝の言葉をもらえるチャンスも多くなります。
販売員
お客様が商品を選ぶお手伝いをする販売員も感謝の言葉をもらいやすいです。単にお客様の質問に応えるだけでなく、お客様目線で商品を提案すると喜ばれます。
医療・介護職
病気や怪我をしていたり、介護が必要な方をサポートする仕事は、本人からだけでなく家族からも感謝されることが多いです。
やりがい別・仕事の選び方のポイント(2)自分の成長を感じたい
自分の成長を感じやすい仕事の選び方のポイント
数字で計測できる仕事
成長を感じるには、客観的な指標があるとわかりやすいです。そのため、売上や業務の効率化などを数字で測れる仕事だと、成長を実感しやすいです。
スキルの習得度が目に見えてわかる
資格や社内検定はもちろん、仕事のレベルがどんどん上がっていくなど、スキルの習熟度が可視化される仕組みがあると、成長がわかりやすいです。
スキルを身につけられる仕事
スキルを学べる環境は、成長を感じやすいです。逆にセンスに頼る仕事や、新しい市場の仕事はスキルを学習しにくく成長を感じにくいでしょう。
具体例
営業
売上アップなど、自分の成長が数字に繋がる仕事です。
エンジニア
どんなスキルを習得しているかが目に見えて分かるため、成長を感じやすいです。
ものづくり
作ったものの質が上がった、作るスピードが早くなったなどで、成長を感じられます。
やりがい別・仕事の選び方のポイント(3)社会に貢献したい
社会に貢献できる仕事の選び方のポイント
多くの人が使う商品・サービスを扱う仕事
多くの人が使う商品・サービスは社会への影響も大きいため、社会に貢献している感覚を得やすいでしょう。
社会が抱える問題を解決する仕事
悩みを抱えている人を救う仕事は、誰に貢献しているのかが分かりやすく、社会へ貢献していることを感じやすいです。
仕事の本質を考える
どんな仕事でも何らかの形で社会に貢献しているはずです。なんの仕事をするにしても、どのように社会に貢献しているのか仕事の本質を考えてみてください。
具体例
公務員
大なり小なり、国民の安全と幸せのために働いている感覚を得やすいです。
社会福祉士・介護福祉士
社会問題ともなっている超高齢化社会を支える仕事は、社会に貢献しているという実感を得やすいです。また、お客様から直接、感謝の言葉をもらいやすい仕事でもあります。
ソーシャルビジネス
ボランティアの範疇に入ることが多いですが、貧困や差別、自立支援、環境問題などの課題解決に向けた活動は、社会貢献性が高いです。
やりがい別・仕事の選び方のポイント(4)自分のアイデアを活かせる
自分のアイデアを活かせる仕事の選び方のポイント
クリエイティブ職で探してみる
デザイナーやアートディレクターなどのクリエイティブ系の仕事は、いわゆるルーティンワークとは無縁。アイディアを活かしやすいと言えます。
変化の激しい業界・職種を探す
決まったやり方が通用しない変化の激しい業界や職種は、自分のアイディアを活かせる場面が多数あります。たとえば、テクノロジー(IT)や金融の分野が当てはまります。
小さな組織を探す
小さな会社では、どの仕事やポジションであっても、一人ひとりのアイディアに耳を傾けてくれる可能性が高いです。
具体例
営業
たんに商品やサービスの説明をしただけでは、なかなか売れません。お客様の課題やニーズに合わせて、提案方法や見せ方、伝え方を工夫することが求められています。
商品企画
モノが溢れている今の日本社会では、新商品だからといって売れるわけではありません。何が求められているのか、どんな商品なら「ほしい!」と思ってもらえるのか、常に考える必要があります。
デザイナー
デザイナーの仕事は、イメージを形にすることです。「さわやかな感じ」「かっこよく」など、お客様の要望に応じて、新しいデザインを提案することが求められます。
やりがい別・仕事の選び方のポイント(5)裁量が大きく、影響力がある
裁量が大きく、影響力がある仕事の選び方のポイント
チームで行う仕事
個人よりも、チームで行う仕事のほうが、扱う金額、関わるメンバーや取引先、影響力など、すべてが大きくなる傾向にあります。
成果主義
年功序列が強く残る組織の場合、20代の社員にはなかなか裁量が与えられません。実績を出せば年齢や社歴に関係なく、昇給や昇進ができる組織であれば、若いうちから大きな仕事を任せてもらえます。
チャレンジングな組織
「任せて、人を育てる(成長させる)」という風土を持つ会社は、一人ひとりの裁量が大きい傾向にあります。
具体例
マーケッター
マーケッターの仕事は、売れる仕組みを考え、実行することです。営業による集客、Webサイトの制作、プロモーション、広告の運用など業務が多岐に渡るため、自然と裁量が大きくなります。
ベンチャー企業
職種ではありませんが、ベンチャー企業では若くてもチャレンジできるため、裁量を得て大きな仕事ができる可能性が高いです。
やりがいごとに職種を紹介してきましたが、本当にそのやりがいが得られるかは会社の風土や文化によるところも大きいです。転職を考えている方は、転職先の会社についてしっかり調べましょう。