仕事を辞めたい!と思っても、本当に辞めるとなると、話は別。勢いだけで辞めてしまうのは、収入面だけをとってみても得策ではありません。
退職届を出す前に、ぜひ、以下の6つのことを試してみてください。もしかすると、今の会社でがんばってみよう!というモチベーションが出てくるかもしれません。
「辞める」と言ってみる
やるべき理由:自分が会社に求められている人材なのか確認できる
「辞める」と言った時の反応で、自分が会社に求められているのか確認できます。あっさり「いいんじゃない」と言われてしまうようであれば、あまり必要とされていない可能性があります。
逆に、必死に止められるようであれば、条件を交渉できる余地があるということになります。
方法:冗談ぽく話して、様子を見る
いきなり真剣な空気で言うと後に引けなくなってしまうので、雑談の延長線で話してみるといいでしょう。仲のいい先輩や上司に話してみるのがおすすめです。
辞めるまでにやってみることリストをつくる
やるべき理由:何がやりたいのかが明確になる
会社を辞めたいと思う理由のひとつに「やりたいことができない」「成長できない」というものがあります。この場合は、周囲に遠慮したり、ずっと会社にいると考えると挑戦できないことが往々にしてあります。
こうした枠を取っ払って、やりたいこと、挑戦したいことをリストで書き出してみると、それが今の会社でもできることなのか、転職しないとできないことなのかが明確になります。
方法:
やりたいこと、挑戦したいことを、思いつくまま最低100個書き出してみます。この時に、今いる会社の規模や自分の能力、実現の可能性は考えなくてOK。「社内ベンチャーを立ち上げる」「日本一高いビルをつくる」など、入社時に夢見ていたことを書いてみてください。
リストを実際にやってみる
やるべき理由:転職理由が明確になる
前述した100個のリストを実際にやってみると、
- すぐにできること
- そのうちできそうなこと
- 今の会社じゃ絶対に無理なこと
が、明確になります。もしリストの項目が、3の「今の会社じゃ絶対に無理なこと」ばかりなのであれば、転職を検討し始めてもいいかもしれません。
方法:一つひとつ本気で取り組む
リストで書いたことは、一つひとつ本気で取り組んでください。中途半端な気持ちでやっていては、何よりも自分自身が納得できないはずです。
転職ありきでやるのではなく、本気で問題を解決するつもりで行いましょう。
休暇を取ってみる
やるべき理由:冷静に考えられる
仕事を辞めるという重大事を考えるには、仕事と距離を取ってみるのが一番です。仕事をしないことで、今の会社や仕事の良い面・悪い面を客観的に見れるようになります。
方法:強気で休暇申請をしてみる
1日、2日程度の有給を取っただけでは、ふだんの週末とあまり代わり映えしません。少なくとも5日間の有給+週末の休み=1週間以上の休暇を取るようにしましょう。
辞めたいという気持ちが強まるかもしれませんし、逆に、会社が恋しくなったり、やる気がみなぎってくる可能性もあります。
家族や友達に相談する
やるべき理由:心置きなく転職活動が行える
仕事を辞めるかどうかは、家族にも関係のあることです。特に結婚している人は、収入面などで心配をかけてしまう可能性もあります。
家族に転職したいことをきちんと伝えることで安心しますし、自分も心置きなく転職活動ができるというわけです。
方法:転職アドバイザー→家族・友達の順番に相談してみる
家族に相談する前に、転職アドバイザーに相談するのがおすすめです。自分の経歴で転職ができるのか、給料はどれくらい変わるのか知っておけば、家族を安心させる材料にもなるからです。
転職アドバイザーへの相談は無料ですし、転職しなければいけないわけではないので気軽に相談してみましょう。
仕事で成果をあげる
やるべき理由:キャリアの選択肢が増える
仕事を辞めたい理由は、もしかしたら仕事をやりきっていない、仕事をつまらないと感じているからかもしれません。
その場合には、仕事で圧倒的な成果を出すために努力をすることが有効です。
成果を出せば、今の社内での評価が変わることもありますし、たとえ転職という道を選んだとしても、有利に働きます。
方法:目の前の仕事に集中する
とにかく目の前の仕事に集中します。売り上げなど数値目標を明確に定めて、本気で取り組みます。本気で取り組めば、「仕事がつまらない」「やりがいを感じられない」といった気持ちにも変化が出てくるかもしれません。
何かやり残したことがあるまま仕事を辞めてしまうと、転職活動もうまくいきませんし、次の職場でも同じようなことで悩むかもしれません。納得できる仕事をして、いつ仕事を辞めてもいいという気持ちでいれば、気持ちよく仕事ができるでしょう。