【例文付き】好印象を与えられる自己紹介と伝わりにくい自己紹介

面接の自己紹介は、開始早々に行われることが多く、ここでの印象の良し悪しが、面接の流れや合否に大きく影響することは間違いありません。

前回の記事では、面接官に好印象を与えられる自己紹介のポイントについてお伝えしましたが、今回は具体的にどのように伝えればいいのか、例文とともに見ていきたいと思います。

好印象を与えられる自己紹介の例文

まずは、好印象を与えられる自己紹介の例文です。

<例文1> アピールしたい強みに絞って自己紹介する

「私は▲▲塾で7年間、国語の講師を務めてきました。

講師という仕事ではありますが、教室全体の収益にも責任を負い、集客から勧誘、入塾説明まで一貫して取り組み、昨年は目標に対して120%の入塾を実現することができました。

ですが、成果をだせたのは1人の力だけではありません。スタッフ全員の力を活かすにはどうしたらいいのか、を常に考えて実践をしてきました。

たとえば、集客、勧誘、入塾説明いずれのシーンにおいてもスタッフ全員で目指す方向性を決めます。こうすることで、チームに一体感が生まれ、結果として社内でも屈指の成果を残せました。

こうした経験は営業の現場でより活かせると考え、御社を志望しました。」

上記の自己紹介は、

自分の経歴をシンプルに伝える→そこから得た成果を自分の強み→入社後に貢献できること

という流れになっています。

他にもいろいろと仕事を通した経験をしているはずですが、伝えることを絞ることで強みが明確になっていることが分かります。

<例文2> 自分の人となりを伝えて面接官に印象を残す

「私は▲▲に3年間勤務し、主に顧客のWebマーケティングを担当していました。

最終的にはディレクターとして企業のブランド構築や広告媒体の選定、チームのマネジメントも任せていただけるようになりました。

私は愛媛の漁村出身で釣りが趣味なのですが、釣りは必要な道具や連れるポイント、時間帯などを調査して戦略を立てること大切で、さらに忍耐力も必要とされる点など、ビジネスと似た部分があると考えています。

幼いころから釣りを通して培った調査力や忍耐力で仕事に取組み、実際に成果を残すことができました。

これまでの人生で得たスキルや経験を御社で活かしていきたいと考え、応募いたしました。」

上記の自己紹介では、基本の流れを守りつつも、自分にしかないパーソナリティを伝えることで、同時に、人となりも理解できるような内容になっています。

他の応募者との差をつけるためには、オリジナリティのあるエピソードを加えると、印象に残りやすいです。

伝わりにくい自己紹介の例文

続いては、伝わりにくい自己紹介の例文をご紹介しましょう。

伝わりにくい自己紹介の例文

「▲▲で3年間、営業職に従事してきました。

前職では2年目以降、毎月90%以上の成果を残し、昨年は100%を超える営業成績を収めることができました。

1年間の目標の内、10%は過去のお客様から紹介を受けて成果につながったものです。

また、本来の業務である住宅営業の成績以外にも、リフォームの受注も年間で3件獲得し、会社の売上に貢献しました。

これらの成績を収めることができたのは、もともと社内で成績のよかった先輩に仲良くしていただけたことが原因です。

私はこの先輩に仕事を教えてもらおうと、先輩が趣味としているゴルフに何度もご一緒させていただくなど努力しました。

一緒にゴルフをする中で、先輩の営業に対する考え方などを吸収していくことができました。

今では私もゴルフを大好きになり、少なくとも月に2回はゴルフをしています。

今後も、先輩に教わったことを活かしながら、御社で売上に貢献していきたいと思っています。。」

NGポイント1:伝えたいことが絞れていない

昨年1年間の目標達成率が100%を超えたことをアピールできている点は、評価できます。

しかし一方で、

  • 2年目以降の成果が90%を超えている
  • 紹介が10%ある
  • リフォームも受注した

など、「あれもこれも」話してしまったことで、聞き手である面接官は、何に注目すればいいのかがわからなくなってしまいます。

NGポイント2:業務に関係のないことは多く入れすぎない

上記例文では、ゴルフを通して先輩と仲良くなったことが書かれています。

それ自体は必ずしも悪いことではありませんが、結果として自分がゴルフを趣味とすることになった話などは不要なものです。

このように、業務に関係のないことについては、あまり多くを入れすぎないようにすることが大切です。

NGポイント3:強みの根拠が明確でない

先輩から営業について教わったことで成績を伸ばすことができ、そのことを強みとして応募先企業の売上に貢献したい。このことを伝えること自体は間違っていません。

しかし問題は、具体的にどのようなことを先輩から教わり、教わったことをどのように活かして成績を伸ばしたかが、書かれていないことです。

強みをアピールする場面では、その根拠をしっかり示すようにするとようにしましょう。

基本を押さえて分かりやすく自己紹介しよう

転職時の面接における自己紹介には「経歴を分かりやすく伝えること」といったことや「自分の強みと根拠を伝えること」、「応募先企業で自分ができることを伝えること」といったことなど、取り入れるべきポイントがあります。

これらを意識するだけで、面接官の印象はぐっとよくなります。

面接を受ける前に、どのように自己紹介するかを、本記事を参考に組み立ててみてください。

投稿者: 逆瀬川 勇造

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事しました。2018年よりP.D.Pを設立。WEBを通して不動産に関する問題解決を目指します。 保有資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、相続管理士