【データで解説】地方から東京で転職するメリット・デメリット

地方で転職先を探していると、希望の職種で求人数が少ないと感じることが多いのではないでしょうか。

一方、東京なら同じ職種でたくさんの求人があると感じることも多いもの。

このように、東京での転職はいろいろなメリットがありますが、一方で、デメリットも少なくありません。

本記事では、東京での転職を考えている方に向けて、東京の転職事情や東京都に仕事の多い業種や職種、東京で転職するメリット・デメリットなど解説します。

東京の転職事情

まずは東京の転職事情を、数字で見ていきましょう。

求人倍率

独立行政法人 労働政策研究・研修機構によると、東京の2019年6月の有効求人倍率は2.13倍となっています。

全国平均は1.61倍で、一番低い沖縄県は1.18倍になります。

有効求人倍率とは、求職者1人あたり何社の求人があるかを示すもので、1倍=1人あたり1社になります。つまり、倍率が高いほど求人数が多いという意味になります。

沖縄と東京では、求人数で約2倍の差があるということになりますね。

平均賃金

東京都総務局統計部の東京都の賃金、労働時間及び雇用の動きによると、2019年5月の賃金は事業所規模5人以上で356,791円/月事業所規模30人以上で398,761円/月となっています。

少し古いデータになりますが、厚生労働省の「平成21年毎月労働統計調査」によると「月間きまって支給する現金給与額」は東京都が226,477円/月で一番高く、一方で一番低い沖縄県では145,843円/月、全国平均は185,402円/月となります。

平均年収

企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が2019年4月15日に発表した「年収が高い都道府県ランキング」によると、東京都の平均年収は474万円と全国でもっとも高く、一方で、一番低いのは秋田県の290万円となっています。

また、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると2017年(平成29年)分の日本の平均年収(全国)は432万円です。

東京に多い仕事・東京にしかない仕事

次に、東京に多い仕事・東京にしかない仕事をご紹介します。

金融

メガバンクや証券会社、大手保険会社など、金融業界の中でも全国展開している企業の本社オフィスがあり、管理業務に従事する人が募集されることが多いです。

その他、ITとファイナンスを組み合わせたフィンテック企業など、最先端の金融企業は、最新の情報を集める必要があり、東京都での求人が集中しています。

転職サイトdodaで求人検索をしてみると「金融」で検索できる求人数が2,369件なのに対し、「東京都、金融」の求人数は1,484件。60%以上の求人が東京に集中していることが分かります。

マスメディア

テレビ業界や新聞業界、出版業界などマスメディア系の仕事も本社が東京にあることが多く、求人も東京をはじめとした主要都市に集中しています。

こちらもdodaで調べて見ると、「放送・新聞・出版」で検索できる求人数が685件なのに対し、「東京、放送・新聞・出版」での求人数は499件と70%を超えています。

ITエンジニア・Web系

ITエンジニアやWeb系のディレクターやマーケター、クリエーターなどの仕事は、クライアントとなる企業が東京に多いことや、最新情報を入手できることなどを理由に、東京都での求人が多くなっています。

dodaで「IT・通信、Webマーケティング、Webサービス・Webメディア」で検索すると13,962件の求人がヒットする一方、東京都で絞込をかけると求人数は9,204件と全体の65%を占めていることが分かります。

東京で転職するメリット

東京都における平均年収や求人数の多い業種などお伝えしましたが、その他、東京で転職をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

仕事の種類が豊富で、いろんなことにチャレンジできる

まず、東京での転職はやはり仕事の種類が豊富でいろいろなことにチャレンジできることが挙げられます。

特に先ほど紹介した業種については、東京都など主要都市以外では仕事を見つけることが難しいものも少なくありません。

人脈を広げられる

東京には多くの人が集まります。

職場内での交流はもちろん、異業種交流会なども頻繁に開催されており、人脈を広げていくことができます。

収入アップのチャンスがある

先ほどご紹介したように、東京都は全国の中でも平均年収・平均賃金ともにトップです。

地方から東京都で転職するのであれば、収入アップを目指すことができるでしょう。

また、仕事の種類が豊富なこともあり、キャリアアップを重ねて収入アップにつなげることもしやすくなっています。

休日やプライベートも楽しめる

東京都内にはさまざまな娯楽施設、観光施設、大規模商業施設があり、プライベートも飽きることなく楽しく過ごせます。

東京で転職するデメリット

一方、東京都での転職にはデメリットもあります。

生活費(特に家賃)が高い

東京は平均賃金も高いですが、地方と比べると家賃水準が高く、家賃を含めた生活費が高くなってしまいます。

東京都内でもっとも家賃水準の安い葛飾区、江戸川区であっても、地方の家賃水準と比べたら割高に感じてしまうでしょう。

神奈川や千葉、埼玉など、近県からの就業も検討しなければならないこともあります。

仕事量が多い、仕事のスピードが早い

東京での仕事は、地方での仕事と比べると仕事量が多く、仕事のスピードが早いです。

「こんなスピードについていけない」と、最初のうちは苦労したという話も聞きます。

人が多い、通勤ラッシュがひどい

東京は人が多く、特に朝の通勤ラッシュは苦痛に感じてしまうこともあるかもしれません。

特に東京、新宿、渋谷など主要駅周辺にオフィスのある会社で働くのであれば、「どこにいっても人だらけ」であることは覚悟しなければなりません。

成長を志向するなら東京での転職を考えよう

東京は首都ということもあり、東京都内でしかない仕事もたくさんあります。

平均年収も高く、努力次第でキャリアアップすることも可能です。自分の可能性を広げたり、早いスピードで成長したいのであれば、東京での転職を検討してみてはいかがでしょうか。

投稿者: 逆瀬川 勇造

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事しました。2018年よりP.D.Pを設立。WEBを通して不動産に関する問題解決を目指します。 保有資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、相続管理士