不動産買取再販業者ってどうなの?近況や将来性の高い企業をご紹介

不動産業界といってもさまざまな仕事がありますが、その中でも、「不動産買取再販業者」はどのような仕事をしていて、事業の将来性はどうなのでしょうか。

本記事では、不動産買取再販業者について、概要や近況についてお伝えするとともに、将来性の高い企業をご紹介していきたいと思います。

不動産買取再販とは?

不動産買取再販とは、不動産会社が中古住宅を買い取ってリフォームし、再販することを指します。

不動産買取再販と不動産仲介の違い

不動産の売買は仲介業者を介して、個人対個人で行われることが多いです。

一方、不動産買取再販の場合は、売主は不動産会社に対して不動産を売却することになります。

不動産買取再販の業者側のメリット・デメリット

業者側の立場からすると、不動産仲介は取引を仲介するだけで、取引が済んだら仲介手数料を受け取ることになります。

この点、不動産買取再販の場合は不動産を買い取る必要がある分、リスクを負わなければなりません。

一方で、売値を自由に設定できるため、うまく仕入れることができれば大きな利益を得られる点がメリットとなるでしょう。

中古住宅買取再販市場調査

2022年1月18日に矢野経済研究所の中古住宅買取再販市場調査が行われています。

同調査によると、2021年の中古住宅買取再販の成約件数は前年比8.3%増の39,000戸となることが見込まれるようです。

そもそも、ここ数年、都心を中心とした新築住宅の価格高騰などから、中古住宅の需要は増えており、中古住宅買取再販の成約件数も2015年に約24,000戸だったところから、2019年には40,000戸になるなど右肩上がりに増えてきています。

2020年にはコロナの影響もあり、36,000戸へと減ってしまいましたが、2021年には2019年と同程度の水準まで回復する見込みです。

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
24,300 27,100 30,000 37,000 40,000 36,000 39,000

ちなみに、同調査では2025年には50,000戸程度まで増えるという予測が立てられています。

不動産業界への転職を考えている人は、今後も注目すべきだといえるでしょう。

不動産買取再販業者販売戸数ランキング

ここでは、リフォーム産業新聞の2021買取再販ランキング上位の企業をご紹介していきたいと思います。

1位:カチタス

1位になったのはTVCMでもおなじみのカチタス。

2021年の販売戸数は4,525戸で、2位のリプライスとは3,000戸弱の差がある圧倒的な1位となっています。

ちなみに、同ランキングが始まって以来8連覇とのこと。

カチタスの平均年収

dodaの調査(有価証券報告書より)によると、カチタスの2021年の平均年収は463万円となっています。

dodaでは全体の平均年収が403万円となっているので、平均より高い年収になっていることが分かります。

なお、建設/プラント/不動産の平均年収は416万円

ちなみに、過去の年収の推移は以下のとおり。

17.3期連 18.3期連 19.3期連 20.3期連 21.3期連
427 436 436 463

2021年は特に大きく上昇しています。

従業員1人あたりの売上高や営業利益も年々上昇しており、将来性の高い企業だということができるでしょう。

2位:リプライス

リプライスは愛知県名古屋市に本拠を置く企業で、年間販売戸数は1,630戸

2020年は1,496戸で4位だったので、大きく業績を上昇させていることが分かります。

なお、リプライスはカチタスのグループ企業です。

リプライスの平均年収

リプライスの平均年収はdodaには情報が掲載されていません。

2021年現在、個人営業の求人票を見てみると、採用時の月収は21万円~となっており、モデルケースの年収は以下のようになっています。

  • 年収420万円(25歳/経験3年)
  • 年収560万円(28歳/経験6年)

役職別月収例

  • メンバー:月給21万円~
  • ディレクター:月給25万円~
  • ブロック長:月給34万5000円~

リプライスはカチタスのグループ企業ということもあり、こちらも将来性は期待できるといえます。

3位:インテリックス

インテリックスは東京都渋谷区に本拠を置く企業。

2021年の年間販売戸数は1,535戸で3位につけており、前回1,352戸で6位からすると大きく業績を上げた企業の一つです。

ちなみに、カチタスやリプライスは戸建てを中心とした買取再販企業なのに対し、インテリックスはマンションを中心に買取再販を行っています。

インテリックスの平均年収

dodaの調査(有価証券報告書より)によると、インテリックスの平均年収は703万円。

業種を問わず平均年収より高いのはもちろん、1位のカチタスや2位のリプライスよりも高い年収となっています。

これは、インテリックスの平均販売単価が高いことが理由で、実は2021年の売上高では2位のリプライスよりインテリックスの方が高くなっています。

なお、過去の年収推移は以下のとおり。

17.5期連 18.5期連 19.5期連 20.5期連 21.5期連
672 649 673 760 703

まとめ

買取再販業者について、概要や近況、販売戸数の高い企業TOP3の平均年収などお伝えしました。

これまで、住宅は新築信仰がありましたが、若年層を中心にリサイクルやシェアリングエコノミーなどの意識が浸透していることもあり、今後は中古市場がさらに活発化していくことが予想されます。

不動産業界への転職を考えている方は、今回ご紹介した企業を候補として検討してみてはいかがでしょうか。

投稿者: 逆瀬川 勇造

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事しました。2018年よりP.D.Pを設立。WEBを通して不動産に関する問題解決を目指します。 保有資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、相続管理士